定演後日談:7人の料理人

こんにちは、文京ウインドです。

今日は、定期演奏会で演奏した「キッチンシンク」に関するちょっとしたネタを公開致します。

まずは、「キッチンシンク」の解説。(パンフレットより)

Variations on a Kitchen Sink
DON GILLIS(1912-1978)の、最も知られている「交響曲5-1/2」、のおそらく次によく知られていると思われるのがこの作品。台所用品をリズミカルに叩いて変な音がするのを楽しむための音楽、というわけです。私は「交響曲5-1/2」を演奏したことがありますが、ベースラインの動きや、転調しながらグイグイ進行する作風がこの曲にも同様に出ているなと思いました。あと、この曲を聴いているとコープランドとか、ジョン・ウィリアムズの「カウポーイ」とか、ルロイ・アンダーソンが連想されます。共通点は「ちょっと昔のアメリカ」です。仲田先生の練習でも、音作りの指南中に「古いアメリカ」というキーワードが出ていました。叩いて音が出そうな、台所にありそうなものならなんでも使っていいのかもしれないと思いましたがスコアにはこう書かれています。「これは冗談音楽ではあるがアドリブはしないで楽譜通りにやってくれ」、と。それと、「打楽器以外の人で」「できれば本物のキッチンを」「可能ならドライアイスでスモークの演出もOK」など(これ以外にもまだある)、事細かく書いてあります。変な音を存分にお楽しみください。(泡立て器担当)

作曲者の意図に従い、サックスの○西くんが料理人の名前とプロフィールを作成してくれました。演奏会では仲田先生により一部が紹介されましたが、ここでは全文を掲載いたします。七人の料理人にはこのような隠された設定があったのですよ(^_^)

アナスタシア・ウォッカスキヤ(愛称 ターシャ)
モスクワで最先端のロシア料理を発表し続ける、話題のシェフがついに来日! 飛行機ではゆっくりお酒が飲めない、という理由でわざわざシベリア鉄道に乗って1週間かけてこの極東の地にやって来た酒豪でもある。 彼女の包むピロシキはその芳醇な香りと深みのある味わいで、「神の雫」とも賞される絶品である。
是非この機会に一度、お試しあれ!

スペイン料理 平野 ド・レミータ
軽妙な語り口でお茶の間でも人気のスペイン料理愛好家。フラメンコのトップダンサーだった祖母の薫陶を受け、厨房では流れるような手さばきと身のこなしで華麗なステップを踏む。
料理好きが高じるあまり、独自の調理器具まで開発するに至る。彼女が考案したアヒージョ専用の鍋、通称「ドレミパン」はそのあまりの使いやすさから全国で爆発的に普及し、台所にこれが置いていない家はないと言われている。

プロヴァンス料理(南仏) マドモアゼル・ミカ
−ここに住もう。
傷心の一人旅で初めて訪れたここプロヴァンスで、ミカはそう心に決めた。 アルルにほど近い片田舎に居を据えてから、もう20年の歳月が流れている。 隣のおばあに教えてもらった地元の田舎料理の腕前は、既に玄人はだしである。 週末になるとたくさんの友人を自宅に招待し、自慢のおふくろの味を存分に振る舞うのが何よりの楽しみ。 ミカの料理には、いつも優しい恋人のニルスが一番合うワインをセレクトしてくれる。
フランス人よりもフランス人らしい−村の人々は敬意を込めて、彼女をマドモアゼルと呼んだ。

菓子職人 ショコ・ラ・ティーエ
実家は江戸から続く老舗の蕎麦屋だが、高校で1年先輩の雅紀に一目惚れし、彼を振り向かせるためだけにパティシエの道に進むことを決意。 フランスでの修行の末帰国すると、雅紀は既に結婚しており失意に暮れる毎日。 それでもなお彼を手に入れるため「悪い女」になることを決心。 チョコレートに仕込むブランデーをちょっと多めにしたりしている。

中華料理人 周富龍老師
下町に小さな中華料理店を構え、その価格に見合わぬ味の良さで地元民に愛されている。近所の奥様に「周さーん」と声をかけられるといつも「アイヤー」と応えてくれる気さくな人物だが、実はかつて宮廷の厨房を一手に任され、かのラストエンペラーからも直々に讃を賜ったという、中華第一級の名料理人であった彼の素顔を知るものは少ない。

日本料理 北大路あかね
かの美食家の隠し子の孫の知り合い、という複雑な家庭に生まれ、その遺志を継ぐため幼少から厳しい修行に打ち込んできた。
若手ながら世界中のコンペでタイトルを総なめにし、いま和食界で最も注目される気鋭の料理人である。
得意料理は、目玉焼き。

イタリアンシェフ クオーコ・ピッコロ
(本名はフランチェスコ・トニーノ・ヴィンチェンツォ・デル・モンテといいますが、長いので皆ピッコロと呼ぶ)
フィレンツェ生まれローマ育ち、ローマの片隅に小さなリストランテを営んでいましたが、日本に美味しいパスタの味を伝えたいと来日してきた熱意溢れる若者です。
得意料理は海老とラディッキオのタリオリーニ。

いかがでしたでしょうか? 謎の料理人のプロフィールでした!!

では、また。

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