こんばんは、お久しぶりの文京ウインドです
クラリネットってリガチャを代えると音が変化して面白いのですが、実際のところ、どのような変化が起きているんだ?と思いますよね?
測定してみました(*^o^)/\(^-^*)
左から 普段使っているKODAMA2(石森)、MOMO(アトリエモモ)、JLVです
マウスピース BD5(ヴァンドレン)
楽器 プレスティージュ(Crampon)
リード レジェール(ヨーロピアンカット3-1/4)
録音 PCM-D100(SONY) 44.1kHz,16bit
5つの音を出しています(B→F→C→A→B)
・満遍なく安定してハーモニクスが出ている KODAMA2
・2400Hz以上ではモーニクスが減衰しているMOMO
・全部閉じる運指のAでハーモニクスが鳴っていないJLV
という結果でした。
金属製のリガチャよりも皮+木片で構成されたKODAMA2の方が倍音が豊かに鳴っているのが意外でした。普通、逆になると思っていました。
それと、クラリネットは閉管構造なので、理論的には第2倍音がほとんど鳴らないはずですがうっすらと出ていました。
音のパワーを度外視すると、どれもピアノの88鍵盤の一番右の最高音あたりまでハーモニクスが出ています。こんなに出てるとは知りませんでした!
どの演奏も、まったく同じにできてはいませんので、比較するのが適切とは言いがたいかもしれませんね。話半分で見てください。でも、確かに違いは出ましたね!
JLVは当て位置が決めにくいと思っていたので、当て位置が異なると測定結果がどうなるかも試しました。上から、凄く上、ちょい上、取説指定の位置、ちょい下、凄く下です。
JLVは取説指定の位置よりも下にすると、倍音が豊かになるという結果でした。
これはどう解釈したらいいのだろうか・・倍音がいっぱい出てるのが無条件で良いというわけではないですからね。「コントロールに慣れが必要でどの音域でもうるさい」と思った方が良いかも? だから、取説にあるような位置で止めるのが無難で、下にしすぎるとじゃじゃ馬になるよ、という理解をしました(^_^;
面白かったので機会があったらもう一度精密に測ってみます。