古めのギターアンプは絶縁トランスと併用すると安全です

こんばんは、文京ウインドです

ライブ中のギタリストが全身濡れた客とハグして感電死したニュースには驚きました

なぜこのような不幸な事件が起きたのか?

ギターアンプとギターはギターシールドで接続されます。ギターアンプで漏電があった場合、シールドを介して漏電がギターまで及んでいる状態は危険な状態ですが、漏電が床などと電気的な接続が成立しなければ感電には至りません。濡れた客により接続が成立したのかなあ、と想像します。

ですが、ギターアンプを絶縁トランスを介して電源供給していれば助かったかもしれません。ビンテージなギターアンプを好むギタリストも一定数います。ビンテージは交流電源の1次側が危険な回路になっている場合があるようだから注意したいところですが、見分けがつかないと思います。無線でもいいじゃないか、と思うかもしれませんが、アンプに触って調整するだろうからあまり意味はないかな。。

気の利いたアンプであればACラインフィルタ付きのモノもあるでしょう。しかしながら、このフィルタのYコンデンサが原因で漏れ電流がでます。これでアンプのグランド電位が上がり、これがEarthと接続されたら火花🔥がでるほど感電します。私はPCの電源で経験しましたので、以後、必ず3極の電源コードを使い、保護接地を確保するようになりました。

機器が漏電しているかどうかを測定により検出するには、絶縁抵抗計を使うのが良いです。あるいは、漏電に対する予防で漏電ブレーカーをアンプの1次側につけると、30mA以上の漏電を検出したら電源を遮断します。演奏中でも遮断してしまうのでミュージシャンは嫌がるでしょうね😅

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