楽団について

文京ウインドオーケストラ(BWO)では、「楽しく演奏して・楽しく呑もう!」をコンセプトに…純粋に音楽を楽しめる仲間を募っています。通常の合奏中はもちろんの事、定期演奏会でも笑顔の絶えない宴奏会(?)な団体です。たぶん、来て頂ければわかります。団員は40名程いますが、通常の練習は15~20人前後でしょうか。少ないながらも細く長く続けています。土日はデートや家族サービス、いろんな事で忙しい方、平日の学校や仕事の帰り道に昔使っていた楽器に息を吹き込んでみませんか?BWOには同じ志の団員が沢山います。こんなBWOに興味を持ってくれた方、ブランクのある方も大歓迎ですのでまずは見学に来てみて下さい。


仲田守 先生(指導)

1953年岡山県生まれ。 東京芸術大学音楽学部器楽科卒業、同大学院修了。サクソフォーンを故・阪口新、冨岡和男の両氏に師事。1974年に結成したキャトルロゾー・サクソフォーン・アンサンブルにて1977年及び80年民音コンクール室内楽器部門第2位入賞。1978年東京佼成ウィンドオーケストラに入団、2014年まで在籍。その評価は高く在京オーケストラへの客演の他、カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー日本公演のラヴェル作曲「ボレロ」のソリストとして招かれた。 近年は、演奏活動とともに全国各地の吹奏楽団体の指導のほか数々の編曲も行っており、その編曲作品は吹奏楽コンクール、定期演奏会などで多数演奏されている。 当団とは結成当時より音楽監督として定期演奏会の指揮のほか様々な指導を行っている。 2023年、ソロアルバム「MON TRESOR」をリリース。現在、名古屋アカデミックウインズ指揮者、おかやま山陽高校音楽コース講師、百萬石ウインドオーケストラ指揮者、光ヶ丘女子高等学校バンドトレーナー、ヴァンガードブラス鳥取指揮者、ウィンドアンサンブル・ドゥ・ノール音楽監督、文京ウインドオーケストラ指揮者他。

(本人談)
1953年春、瀬戸内海の田舎町に産まれる。音楽とは全く無縁の家庭に育つが、母親からプレゼントされた安物のギター(確か¥3,000円)をきっかけに興味を持ち始める。その後東京オリンピックの入場行進で聴いたマーチから、吹奏楽にも興味を持つが、まだ管楽器に関する知識は無く、当時大流行のヴェンチャーズにより強く惹かれた。 中学に入学。短期間のバスケット部(球技には全く向いていなかった。)を経て吹奏楽部に入部。同時にエレキバンド部を友人達と結成。テケテケ・・・に明け暮れる。 吹奏楽ではフレンチホルンを希望するが、そんなものはない(アルトホルン、メロホンしか無かった)と一蹴され、与えられたのが、ボロボロの小バス(ユーフォニアムとは別物で、現在はほぼ絶滅したと思われる)。3ヶ月程、この得体の知れない楽器と格闘するが、上達はしなかった。冬になり、田舎の中学校にはじめてサキソフォンが導入される。顧問から黄色い教則本(後で師となる坂口新著)と一緒に渡されたのが、現在まで続くこの楽器との出会いとなった。 たまたま東京での活動を終え、近くの喫茶店の2階で隠居していた、前野港造氏(後で知ることとなるが、日本ジャズ界の大御所であった)に手解きを受けるが、ほぼ独学。「錨を上げて」「西部の人々」を主なレパートリーとするバンドだったので、サキソフォンの腕前もそれに見合うレベルであった。 中途半端な進学高校に進むが、数学に全くついて行けず、仕方なく音楽を目指したいと考え始める。それまで、ピアノに触ったこともなかったので、周囲からは大反対を受ける。 その頃には吹奏楽にどっぷりとハマっていたので、音楽家、サキソフォン奏者になる、という感覚よりも、とにかく吹奏楽をやりたいという気持ちが強かったようだ。 両親、教師を説得し、参加した私大受験講習会で坂口新氏から初めてクラシックサキソフォンの如何なるものかを教わる。高校2年の冬、冨岡和男氏から暫く本格的なレッスンを受ける。一浪するも、何とか東京藝術大学に滑り込む。 卒業後、これまた運良く、東京佼成ウインドオーケストラに入団、2014年まで在籍する。入団3年後に常任指揮者として来日した、F.フェネル博士に強く影響を受け、ウインドアンサンブル指揮者を目指す。氏の離日後は、度々渡米。氏の元、研鑽を積む。 1988年には何故か間違ってカラヤン指揮のベルリンフィルの日本公演にボレロのソリストとして参加。近年は編曲、指揮、演奏会企画等、活動の幅を広げている。 現在3回めの結婚を継続中。1男1女の父。趣味は料理と子育て。


田中祥一 先生(指導・副指揮者)

東京コンセルヴァトアール尚美演奏研究コース卒業、同校卒業演奏会、茨城県新人演奏会に出演。多戸幾久三、中野渡勝弘、佐野日出男の各氏に師事。国内では数少ないウインナ・チューバの名手である傍ら、多くの後進及び楽団の指導を行っている。文京ウインドオーケストラ創設時のメンバーでもあり、長らくご指導を頂いております。グランドピアノ奏者の杉本顕子さんを伴奏に迎えたウインナ・チューバとのデュオ・コンサートは毎年恒例となっている。